ジスロマックとは主に細菌による感染症に効果を発揮するお薬です。マイコプラズマなどの空気感染症からクラミジアといった性病にまで使われる万能薬ともいえる存在。どういったメカニズムなのでしょうか?

膠原病とジスロマックの服用などによる風邪対策

膠原病というのは、免疫機能に異常をきたし、全身の筋肉や関節などに炎症がみられる病気を総称したもので、個別にみると、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、多発性筋炎、強皮症、ベーチェット病、サルコイドーシスなどのさまざまな種類にわけられます。膠原病の割と共通した初期症状としては、顔面など体の至るところに発疹がある、微熱が長く続く、指先や手足にしびれがでる、関節痛や筋肉痛がある、といったものが挙げられます。病院では、患者のこうした症状を聞き取り、血液検査や尿検査などによって病気を特定したのち、もし膠原病であれば、ステロイド剤の投与などによる対策を図ります。
この膠原病というのは、もともとが免疫機能の異常ですので、患者はウイルスや細菌による感染症である風邪にかかりやすくなり、しかも治りにくいということになります。そのため、ふだんから風邪にかからないように、外出の際には手袋を着用して寒さを防ぐとともに、帰宅時にはうがい、手洗いを励行するといった対策が必要となることはいうまでもありません。その上で、風邪にかかってしまった場合の対策ですが、まずは膠原病そのものの症状と、風邪による症状とは見分けがつきにくいということがありますので、検査を含めて専門医にくわしく診察してもらうことが重要です。
また、ジスロマックのような強力な医薬品を投与して、できるだけ長引かせずに治療するということも対策のひとつになってきます。ジスロマックというのは、マクロライド系の抗生物質に分類される医薬品で、細菌のタンパク質の合成を阻害するはたらきがあります。ジスロマックは1日1回の服用を3日程度継続することによって、かなりの効果が期待できます。